2019年12月25日水曜日

掃除の話(2) ~片付け~

さて、今回は具体的な掃除の話です。
掃除をする前に、できるだけ室内を片付けておくことは大切なことです。

例えば、机の上を掃除するには、一度机の上をからにして、それから拭き掃除などをしなければ拭き残しができたり、ほこりや汚れが舞い戻ってきてしまって元の木阿弥、となってしまいます。

なので、

掃除をするところはまづ広げておく

ということが鉄則になります。

と、言っても掃除が苦手な人はこの「まづ広げておく」が苦手な場合が多いです。

ここで、「片付け」という言葉についてちょっと考えてみます。
片付けの語源はいろいろな説があり、また東日本と西日本では結構なニュアンスの違いがあったりもします。

ただ、ここで大切なのは
「片」というのが「一方」という意味
「付ける」というのが「寄せる」という意味
ということです。

ここから「片付ける」というのは「(部屋などの)一方に物を寄せる」という意味になります。

つまり、物を1か所にまとめて、空間を広げる、ということです。

実際、日本の住宅事情では四方の壁の一方に全部荷物をまとめる、ということは難しいと思います。なので、壁の近くに物をきちんと並べて真ん中を開ける、という意味にとっておくとよいと思います。

少なくても「掃除のコツ」としてはこの意味を採用するのが一番です。

ともかく「ものをまとめて空いている空間を広くする」

ここから始めなければどんな掃除もうまくいきません。

清めの一歩はまづ片付け

という言葉をモットーにするとよいかもしれません。