まれにですがまったく別々の人たちから同じ質問を頂くことがあります。今回もそのようなことが3件続けてありました。
「神は簡単に姿を見せない。見せるとしたら服の一部や親しい人や知人の姿で現れるという話が本当か」
という質問でした。
これに関しては私は「経験上違う」と即答かつ断言しました。本当の神や女神はオリジナルの姿でおいでになります。実際、私は神ご自身が自画像を描いてくださったのを見ていますし、許可を頂いて写真も撮ってきました。そしてその自画像はそれまで何度か拝見した神のお姿にそっくりでした。でもその自画像と似た知り合いなどはいませんし、その神様とご縁のある方に見てもらっても似た人がいるという話は聞いたこともありません。
ではなぜ、見え方が違うという話が出てくるのでしょうか? それは霊能力等、そうした本来見えないものが見える能力のある人は、その人の合わせられる波長(周波数みたいなイメージ)によって見えるものが違うところから来るのだと私は考えています。ですから、上記の説は神と思って違うものをみている場合の話なのではないかと思います。本当に見える人たちの中でも、自分が何をみているか正確に分かっていないのに、なまじしっかり見えるものだから早とちりして確信を持っている人が多いのも事実です。逆に言えば、一度本当に神や女神を見ることができれば、その後は間違いようがないと思います。
ところで話はずれますが、この波長の問題というのは面白く、見える人であることは前提とすると「見やすい波長は人によって異なる」という事実があります。
本当はもっと細かく色々ありますが説明を簡単にする為に物凄くラフな分類をして説明すると
神・女神
↑
人間の霊体
↑
動物霊
と、いう序例があるとします。ここで、動物霊と波長があう人はその上を見る事ができません。しかし、ここで、人間の霊体が見えるように(つまり上手く波長を合わせることができるように)なると、今度は人間の霊体ばかりを見るようになります。動物霊は「見る気なら見える」という状態になります。そして神や女神が見えるようになると今度は人間の霊体も「見ようとしてみる」という感じに変わってきます。
ようするに、序列が上のものが見えるようになると基本的にそこに波調を合わせようという状態になり、それより下の序列のものは意識しないと見えにくくなるのです。もちろん、意識すればちゃんと見えます。
とはいえ、実際問題として、最初のご質問にあったような説をお話になる方にこの説明をすると多分怒られます(笑い
でも、オカルト関係に関わらず、parapsychologyやmetapsychologyといった日本ではあまりなじみがないけれど国際的には一般的な学問分野でも、一般論としてこのような考え方があるということは事実ですので知っておいて損はないと思います。